私の場合、普段そんなに頻繁に使うことはありませんが、必要なときに役立つテクニックを紹介させていただきます。
毎回「どうやったっけ?」と調べるのも面倒ですから、ここにイラストレーターでのちょっとした手順を備忘録として残しておきます。
今回は、「文字や線に手書き風の質感を加える方法」を紹介します。
まず、以下の画像をご覧ください。
上が効果を使ってにじみを加えたもので、下が効果を使用していないものです。

このようにアナログ感を出したい時などに効果を使ったものの方が質感がアップします。
さらに文字だけではなく線やシェイプでも同じことができます。

効果を加える方法
Illustratorのメニューバーから「効果」→「パスの変形」→「ラフ」を選択します。

次に、ラフのダイアログボックスが表示されるので、エフェクトのかかり具合を調整します。

私は「パーセント」よりも「入力値」の方が調整しやすいと感じていますので、「0.2mm」、詳細を「70」、ポイントを「ギザギザ」に設定しています。
このように手書き風の効果を簡単に加えることができます。効果を過剰に加えすぎないように注意しましょう。
効果のかかり具合は、自分の好みに合わせて調整してみてください。
さらに、手書きフォントやイラストに使用することで、よりアナログ風の手触り感が得られます。


私は効果を過剰にかけるのが好みではないため、一見すると違いがわかりにくいかもしれませんが…^^;
このように、もう少し手を加えたい場合や、さらなる工夫が欲しい場合には、エフェクトの「ラフ」を使用して手書き風の質感を加えると、身近なデザインになります。数値を変えてみたり、他のエフェクトと組み合わせてみたりして、デザインのバリエーションを増やしていきましょう!